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独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)、Sustainable Food Asia 株式会社(以下「SFA」)及び株式会社リバネス(以下「リバネス」)は、新虎通り(環状2号線)にあるUR新虎通りまちづくり事務所(以下「新虎小屋」)1階に、フードテック領域のスタートアップをはじめとした様々な企業の新たなアイデアやサービスを展示・紹介できる「まちなかショーケース」を、令和5年6月12日にオープンします。

 

 新虎小屋は、国際競争力強化に資する拠点整備が進む虎ノ門エリアと新橋駅周辺エリアの間の新橋西エリアに位置します。新橋西エリアは、港区が策定した「新橋・虎ノ門地区まちづくりガイドライン」(以下「本ガイドライン」)において、小中規模のビルを活用しながら、スタートアップ向けの働く場などを提供することで、イノベーションが生まれ続けるビジネス交流拠点を形成していくことが求められています。

 

 UR都市機構は、本ガイドラインに基づき、新橋・虎ノ門地区において、社会課題解決に挑戦するスタートアップを集め、まちぐるみで育て、イノベーションのきっかけとなる「出会い」と「場」が溢れるまちづくりに向けた検討を進めています。その一環として、日本を含む東南アジアの企業と連携し、アライアンス支援やサステナブル食材の研究開発等を通して、次世代につながる食産業を創造するエコシステムの構築を行うSFA、知識プラットフォームのリバネスと連携し、小中規模ビルの1階の使い方などを検証します。フードテックを切り口にイノベーションを支える多様な関係者との交流を促進していきます。

 

■施設概要

(1)場  所:UR新虎通りまちづくり事務所1F(新虎小屋)

(2)開 業 日:令和5年6月12日(月)

(3)営業時間:平日11時~17時(予定)どなたでもお越しいただけます

  ・上記営業時間外においてもイベントを開催する場合があります

(4)企画運営:Sustainable Food Asia株式会社、株式会社リバネス

 

【所在地】

東京都港区西新橋二丁目18番7号

【交通手段】

虎ノ門駅から徒歩5分

虎ノ門ヒルズ駅から徒歩6分

内幸町駅から徒歩7分

JR新橋駅から徒歩11分

 

■施設で実施予定の内容

(1)フードテックスタートアップの新素材、技術をPOP/映像/実商品陳列等で常設展示

・常駐スタッフが、随時、来訪者に展示物を解説、説明します

・月次で設定された特集テーマに従って展示内容を変更予定です

・初月(2023年6月)は「ジャックフルーツ」から生まれた新食材「フルーツミート※」を展示します

※東南アジアで一般的な果物であり、一部地域で廃棄が問題になっていたジャックフルーツ

に着目し開発された、食物繊維豊富で低カロリーな代替肉

(2)フードテックやサスティナビリティを感じることができる飲食メニューの提供

・「おむすび」を中心としたメニューをランチタイムに提供予定です

・飲食メニュー提供時間:平日11時~14時(予定)

※店舗情報詳細は後日発表予定です。Instagramでも随時詳細を発信します

https://www.instagram.com/sasutenaomusubi_toranomon/

(3)フードテック領域の最新情報やテーマを設定した業界関係者向けの月次イベント

  ・参加資格に制限はありませんので、フードテック領域に関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています

・第1回イベント「Sustainable Food Night」を6月22日(木)18時30分より、ゲストに株

式会社シグマクシス常務執行役員の田中宏隆氏らをお招きして開催予定です

※イベントの詳細情報ならびに申込は下記URLにて受け付けています

https://sustainablefoodnight007.peatix.com

 

■テーマ設定について

フードテックは、生産から加工、流通、消費へとつながる食分野の新しい技術及びその技術を活用したビジネスモデルです。人口増加に対応した食料供給やフードロスなどの社会的課題の解決や、食に求める人々のニーズの多様化に対応する新たなビジネスとして、世界で急速にフードテックビジネスへの投資が増えており、近年、日本においても、農林水産省が中心となり、日本発のフードテックビジネスの育成に向けた支援や産学官連携による取組が推進されています。

また、新橋・虎ノ門地区は、国内外からの交通利便性が高く、政策の中枢である霞が関に近接した立地、エリア内に1,000を超える飲食店が集積し、オフィスワーカーを中心に昼夜通じて飲食需要が高いエリアなどの特徴があります。

イノベーションを創出するまちづくりには、スタートアップを支援する機能導入に加え、多様なプレイヤーが集まりやすい環境、スタートアップの研究開発などを促進する地域との協業や官民連携の仕掛けなどが必要と考えられ、今後、これらの具体施策を検討する上で、テーマ設定が重要となることから、新橋・虎ノ門地区の特徴との親和性が期待できるフードテックに着目しました。

本施設の運営において、フードテック領域の関係者だけでなく、スタートアップとも連携し、近隣住民や周辺に勤務するワーカーなどの地域の利用も促進することで、新橋・虎ノ門地区におけるフードテックのシーズや地域との親和性についても検証してまいります。